1974-03-05 第72回国会 衆議院 大蔵委員会 第13号
これは言いにくいことでございますけれども、わが国の国民生活の中に、申告制度なり納税観念というものの定着性というものがある程度進んでまいりました段階と見合っていきませんと、自主申告で完全公平が維持できるということはなかなかむずかしいわけでございます。行政上の繁雑というような部面ではなくて、むしろそういう意味での公平論として、私どもはかなり危惧の念を持つわけでございます。
これは言いにくいことでございますけれども、わが国の国民生活の中に、申告制度なり納税観念というものの定着性というものがある程度進んでまいりました段階と見合っていきませんと、自主申告で完全公平が維持できるということはなかなかむずかしいわけでございます。行政上の繁雑というような部面ではなくて、むしろそういう意味での公平論として、私どもはかなり危惧の念を持つわけでございます。
これは実際の経費額が幾らであるかを問わずに、収入金額の七二%という法定経費率を乗じたものを経費と認めるというものであり、負担の公平を著しく阻害し、一般の納税観念にもたいへん悪影響を与えているのではないか、こう思うわけです。来年の廃止を確約されるかどうか、大蔵当局の見解を、この際、明らかにしてもらいたい、こう思います。
お話のように、よく世間では、税金を取られるとか、あるいは取るとか申しておりますが、私は、これは国民の納税観念を非常に誤らせることになるものだと思って、遺憾に思っております。
納税者の納税観念はそれほど進んでいないが、税務行政の方は非常に安定してきたのだ。これは、いささか私どもにとって非常に心強い話でありまするが、どうもそういう言い方が多い。税務行政は安定した。納税者はなかなかようわからない。これは私は、どうも今の日本の状況だと思うのです。そういう観点から見ますと、税務行政がこういうふうに安定をしてくれば、私は、逆に、税務官庁側の責任がふえてくると思うのです。
日本の現在の一般の納税者の納税知識なりあるいは現在の納税観念、あるいはまた、日本の税金の高いこと、あるいはまた、日本の納税者が貧乏であること、こういうふうないろんなことがある。こういうことが日本の現状だと思うのです。また、この現状のもとにおいて、非常に苦心をして国税庁の皆さん方が税金を取っておられることは、私はよく承知いたしております。
ですから、そういう意味では、今後の酒税行政ということを考えて、私は情状は十分酌量しなければならないと思いますけれども、あなた方もやはり大へん迷惑だったかもしれませんが、納税観念においては若干の誤まりを犯したという事実はやっぱり認めてもらいたい。
こういう行為は、やはりいかに国税庁からの指示があったからといたしましても、せっかくなさった正直の申告を三月十三日になってまた修正をしてなさるようでは、これは納税観念からいってもまことに適当ではないと、私はそう思うのであります。
いかにお役所がこう言ったからといっても、いや、わしは、正しい申告をするという、正しい納税観念があれば、こんな大きな問題には発展しなかった、しかるにそれを承知して今回の申告をしたということは、明らかに酒税法五十五条、五十六条に反する行為である。だから単に未納税を不足した分を徴収するというだけでは、将来酒税法の取扱いから見てもこれは穏当なやり方ではありません。
○説明員(原三郎君) 課税の問題だと了解いたしましたのですが、これはもちろん徴税にも関連いたしますが、現在国税庁の方針として各税務署でやっておりますのは、調査の重点をどういう所に置くか、御承知のように税務職員の一人当りの担当事務量が非常に多うございますので、全部網羅して十分調査を行き届かせるということは実際問題として不可能でございますので、たとえば好況種目あるいは景気変動の大きいもの、あるいは納税観念
それは、何回かの減税によりましてかなり直されては参りましたが、現状においてもまだいわゆる納税観念といいますか、納税思想といいますか、その点において必ずしもすべての方が完全でないといったような問題もあろうと思っております。
これは税金が正しいところの査定の上に立ってやっておる、あるいはまた正しいところの納税観念を植えつけるというようなことでなくて、ある程度すれた考え方、ある程度税務署というものはごまかしていくべきものだ、こういうようなことを現実に出させて、営業者の場合にはこういうこともとり得るが、給与所得者の場合には現実にとり得ない。
さなきだに疑獄、汚職により国民の納税観念に大きく動揺を起しつつあるとき、事態収拾の特段の配慮を怠り、かかる納税不安を放置するならば、重大なる国家的危機と言わなければならないのであります。
と言いますのは、今あなたは納税の期限が守られないということをたいへんに残念がつておられましたが、納税観念、納税思想は戦後根本的にかわつております。
程度の軽微なものにつきましては、ある程度そういう配慮は妥当でありまして、従つて基準もそういう意味でつくつておるのでありますが、二重帳簿を徹底的につくつておるとか、証拠隠滅をはかろうとしておるとか、無記名預金もはつきりつかまつておる、しかも額が多い、それに対してわずかしか申告していない、こういう場合はどうしても告発まで持つて行きまして、必要な罰則を適用するというふうにして行きませんと、まじめな正しい納税観念
従つて納税観念も薄いのではないか、こう思います。そうして近所の村では昔の隣組とか、それから部落会とかいうものがそのまま残つておりまして、そうして税の徴収から何から何までやつております。あれはいい組織だと思います。
おそらく一流会社であつても、ほんとうに公正妥当なかつて戦争前に国民が考えておつたような納税観念というものは、およそかわつておると思いまするが、これに対する大蔵大臣の御所見はいかがでありますか。
○小笠原国務大臣 多少納税観念の低下の見受けられます面のあることは、まことに遺憾に存じます。
われわれは特別徴収義務者である、納税者ではない、しかしながら税金を保全するためにものを提供する、担保物件がいるということになつて参りますと、やはりこれを納税義務者である諸君から納別してもらおうじやないかという、妙な気持にならざるを得ないようなことになつて参りまして、いたずらに納税観念の上に疑義を生ぜしめる、きわめて大きな危険があると同時に、滞納せざる前に担保物件を提供せしめるということが、はたして憲法
○千葉委員長 この際委員長から一言お願いしたいのですが、今の御質問の問題は、非常に大切で、納税観念に影響しますので、十分調査をしてこの委員会に御答弁されんことを望みます。 —————————————
これは累進課税というものがあるために、なるべく高率な累進課税を免かれるために、作為弥縫、隠匿とかいろいろなことをするために、一般国民の風潮を害し、納税観念というものを非常に阻害する。税金というものは納むべからざるものである、いかなる手段、方法を講じても、この安い税金にして納めようかというように、国民の一般気風を害しておつて、納税意欲を減殺するようなはなはだしい弊害に陥つている。
先ほど申上げましたように徴税成績なり或いはいろいろの点の成績が大阪財務局でも優秀であるということを言はれたのは、我々の地方におきまする納税観念が今申上げましたように更正決定を受けることは非常に恥である、ですからして涙を呑んでもその税務署の意見に従つて行くというようなつまり工合になつておりますので、丁度先年でございましたか、二十四年度だつたか五年度だつたかはつきり覚えませんが、そのときに更正決定を異議申請
どうもそういう点が、先日私の質問しました印紙の偽造の問題にしましても、国民の納税観念、遵法観念に非常な影響を与える。私やかましく質問したのでありますが、法務総裁代理の政務次官は全く御存じない。
そこで納税思想を指導いたしますためには、占領下にあります納税観念と、独立後におきますところの観念との間には、相当大きな懸隔があることを知つていなければならない。そうすれば優秀な方々がそろつている大蔵省でありますなら、文章の書き方だつてもつとかわつて来ると私は思う。この文章が悪いとか下手だとか言うのではありません。この表現の仕方がもつとかわつて来るのではないか、こう思うのであります。
若これらの事実を国民が詳細に知り得Aならば、恐らく国民の納税観念に大きな動揺を来たす震れのあることを私肝心痛するのであります。(拍手) 只今衆議院の行政監察特別委員会等で調査をいたしております公共事業費関係の天狗橋事件、佐賀県土木部事件、東北地方建設局事件等々は一応除外するといたしましても、最近起りました事件の中から目ぼしいものだけを拾つて見ても、次のようなものがあるのであります。